カルコンの血糖値低下作用で糖尿病を改善する

カルコンの糖尿病改善効果

血糖値降下作用のあるカルコンを調査

カルコンは「明日葉」と呼ばれる野菜に含まれている天然のポリフェノール類です。

古くから健康に良い植物として親しまれており、研究により糖尿病に高い改善効果があることが判明しました。

糖尿病との関係について、実際にどのような効果が得られるのかを具体的に検証したいと思います。

目次

カルコンとは

カルコンは明日葉の葉や茎から出る汁の中に含まれる成分です。

明日葉以外の植物にはほぼ含まれていない希少なポリフェノール成分で、抗菌作用や抗炎症作用などがあるとして知られていましたが、研究により内臓脂肪に働きかけたり、血栓ができにくくする作用があることがわかっています。

カルコンと糖尿病の関係

カルコンは糖尿病を発症するマウスに、7週間にわたり餌に混ぜて投与したところ、血糖値の上昇を抑える作用が認められました。

また、血糖値の上昇抑制のほかにも、糖尿病の進行にともなう「多飲」の改善も認められました。

この実験結果から、カルコンは人間に対しても血糖値の上昇を抑えたり、多飲などの糖尿病の症状を抑える効果があると期待されています。

また、インスリンに抵抗のある状態でも血糖値の低下が確認できたため、インスリンとは異なる経路を使って糖の取り込みを行っていることが確認されています。

人間に対する実験では、血糖値が高めの人(空腹時血糖値が100mg/dL~141mg/dL)の31名に明日葉の粉末を3gまたは6g、毎日摂取してもらったところ、摂取から3週間後に血糖値とHbA1C値の低下が認められました。

具体的には、明日葉の粉末6gを6週間摂取することで血糖値が平均6.4mg/dL定価し、HbA1Cの値は平均で0.31%下がりました。

マウス、人と両方に対しての実験から、カルコンは血糖値を直接下げる効果を持つ成分であることがわかります。

カルコンを摂取する方法

カルコンは明日葉にしか含まれていない特有成分です。明日葉そのものを食べるか、もしくは明日葉を原料に含む健康食品・サプリメントなどから摂取することができます。

明日葉を直接食材として使うこともできますが、特有の苦みなどがあるため、生のままで食べることは基本的に避けたほうが良いとされています。

明日葉は食用油との相性が良いため、新芽を天ぷらなどにして揚げて食べるか、しっかりと茹でておひたしにして食べることで、えぐみを感じることなく良質なカルコンを摂取することができます。

食事から明日葉を摂取するのが難しい場合は、サプリメントや青汁などの健康食品を取り入れるのも一つの方法です。

特に青汁は、明日葉を原材料としながら、味にまろやかさをプラスしたものもたくさんあります。野菜不足を補いたい、明日葉を毎日摂取したいといった方におすすめです。

カルコンを含む食材

カルコンは明日葉にしか含まれていないポリフェノール類の一種です。

カルコン以外にもビタミンやミネラル、食物繊維などがバランス良く含まれており、良質な栄養素がたっぷりと含まれているため、糖尿病の療法食にも適しています。

ビタミンやミネラルなど、一つ一つの栄養素については、明日葉よりも含有量が多い野菜や果物などもありますが、すべてをバランス良く含み、さらに特有のカルコンを含んでいる野菜は明日葉以外にありません。

さらに明日葉には、せり科やマメ科の植物に含まれるポリフェノール「クマリン」を含んでいます。こちらは抗血液凝固作用やむくみ防止、血流改善効果などがあり、高血圧などの生活習慣病の改善に効果が期待できます。

生命力が強く、古くから体にいい植物として利用されてきた明日葉は、まさに糖尿病の患者さんにふさわしい食材と言えます。

カルコンを摂取する際のポイント

明日葉に含まれるカルコンには、脂肪細胞に作用することにより、痩せホルモンとして知られる「アディポネクチン」というタンパクの増加をうながす効果があります。

カルコンだけを摂取してもアディポネクチンの分泌をうながすことができますが、これにさらに相乗効果を与えるものが大豆イソフラボン(ダイゼイン)であることがわかっています。

研究でもカルコンの投与によってアディポネクチンの発現量が増えることが確認されているため、豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品と組み合わせて摂取することで、さらに生活習慣病に対する改善効果が期待できます。

まとめ

カルコンは明日葉に豊富に含まれる希少なポリフェノールで、抗菌作用・抗炎症作用・血糖値の上昇の抑制・糖尿病の症状の一つである「多飲」の改善にも効果があります。

明日葉にのみ豊富に含まれているため、お茶や青汁などを摂ることで、効率的にカルコンが摂取できます。

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