糖尿病におけるヘモグロビンA1c(HbA1c)の基準値

糖尿病のヘモグロビンA1c(HbA1c)基準値とは?

MethodヘモグロビンA1c(HbA1c)の基準値とは

ヘモグロビンA1c(HbA1c)の値は、医学的に糖尿病になりにくい境界を示す数値です。実は、糖尿病の判定基準値は厚生労働省、人間ドッグ学会、日本糖尿病学会それぞれで基準とする数値が健診機関によって異なるのをご存知でしょうか。ここでは、糖尿病を診断する際に必要となるヘモグロビンA1c(HbA1c)の基準値について詳しく解説していきます。

厚生労働省の定める糖尿病の判定基準値

  • 糖尿病予備軍
    空腹時血糖値110mg/dl未満
    ヘモグロビンA1c(HbA1c)5.5%
  • 糖尿病有病者
    空腹時血糖値126mg/dl未満
    ヘモグロビンA1c(HbA1c)6.1%
  • 受診勧奨
    空腹時血糖値126mg/dl未満
    ヘモグロビンA1c(HbA1c)6.1%

引用:『健診検査項目の健診判定値』厚生労働省のメタボ政策について

人間ドッグ学会の定める糖尿病の判定基準値

  • 基準範囲
    5.5%以下
  • 要注意
    5.6%~6.4%
  • 異常
    6.5%以上

引用:『検査表の見方』日本人間ドック学会

日本糖尿病学会の定める糖尿病の判定基準値

日本糖尿病学会は、空腹時血糖値とブドウ糖負荷試験の2つでヘモグロビンA1c(HbA1c)を判断しております。ブドウ糖負荷試験の検査方法は、水に溶かしたブドウ糖75gを飲み、30分後、1時間後、2時間後に採血して血糖値を測定します。

  • 正常型
    空腹時血糖値110mg/dl未満
    ブドウ糖負荷試験による2時間後血糖値140mg/dl未満
  • 境界型
    空腹時血糖値110mg/dl~126mg/dl未満
    ブドウ糖負荷試験による2時間後血糖値140mg/dl~200mg/dl
  • 糖尿病型
    空腹時血糖値126mg/dl~
    ブドウ糖負荷試験による2時間後血糖値200mg/dl~

引用:『糖尿病治療ガイド2016-2017(抜粋)』日本糖尿病学会 The Japan Diabetes Society

ヘモグロビンA1c(HbA1c)と空腹時血糖値の違いとは

ヘモグロビンA1c(HbA1c)の値とは、赤血球成分であるヘモグロビンにブドウ糖 と結合したもの。1~2ヵ月間の血糖変動を表します。空腹時血糖値とは、朝食前に測定する血糖値。インスリンの働きや状態を示す指標を表します。

3つの健診機関のヘモグロビンA1c(HbA1c)の基準値について

各健診機関の基準値はそれぞれ異なりますが、人間ドッグ学会と厚生労働省の ヘモグロビンA1c(HbA1c)の値に関しては大きくズレはございません。HbA1c 5.5%であれば、厚生労働省、人間ドックともに正常値です。ですが、HbA1cだけではなく空腹時血糖値とともに考えていくことが重要です。

補足ですが、2012年の3月までヘモグロビンA1c(HbA1c)の基準値は日本糖尿病学会の基準で「JDS」という基準を使用していましたが、国際標準値とズレがあり基準の統一をするため国際基準である「NGSP」を2012年の4月から 使用し始めました。変更された理由としては、基準統一のほかに、糖尿病の研究や治療法の開発で不利益を被る可能性があるためです。

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糖尿病は、血液中のヘモグロビンA1c と血糖値が継続して高くなる病気。つまり、糖尿病の治療は、この2つの数値をいかに下げるかにポイント。

現在、ヘモグロビンA1cと血糖値を下げる効果があるとされる成分や糖尿病の症状改善に研究されている成分があります。糖尿病の改善に有効とされる成分を栄養バランスに加えて、取り入れることをオススメします。

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