朝食抜きの食習慣は血糖値を上昇させるリスクがあり

朝食抜きの生活が血糖値を上げて糖尿病リスクを高める?

Method 朝食をとらないことが
糖尿病のリスクを上げる?

朝食抜きの生活をしていると、血糖値が上がって糖尿病に至るリスクもあります。3食の量とバランスよく配分した食事を心がけるようにしましょう。

朝食を抜くと結果として血糖値が上昇する

朝食を抜くということは、その分、1日の総摂取カロリーが減るようにも感じます。総摂取カロリーが減れば、その分、糖質の摂取量も抑えられるような気もするでしょう。 しかしながら、結果はその逆になることがほとんど。朝食を抜くと血糖値が上がってしまうことが多いので、高血糖を指摘されている方は十分に注意してください。多少忙しくても、糖質の低い朝食をきちんと摂ることが大事です。

1日の初回の食事はインスリンの感受性が低い

日本内科学会での報告によると、人は1日の食事のうち、初回の食事におけるインスリンの感受性がもっとも低いことが分かっています。つまり、初回の食事がもっとも血糖値を上げる、ということです。

1日2食の人は、たいてい朝食と昼食を兼任する食事を摂りがち。空腹が著しいため、つい食べ過ぎてしまう傾向があります。インスリンの感受性が低い上に食べ過ぎてしまうと、当然、血糖値は著しく上昇してしまうでしょう。

逆に1日3食の人は、1日2食の人に比べて、初回の食事(朝食)で食べ過ぎることは少ないとされます。よって、朝食で著しく血糖値が上がる恐れはありません。2回目の食事(昼食)においては、インスリンの感受性が高くなっているため、ここでも極端な血糖値上昇は抑えられます。

つまり、1日の食事が2回の人は、3回の人に比べて血糖値上昇のリスクが高いということです。

朝食を抜くと太りやすくなる

血糖値上昇の問題に加え、1日2回の食事習慣の人は太りやすくなる、と言われています。空腹状態が長く続いているために、カロリーの吸収率が高まっているからです。

仮に、前夜の夕食を20:00に摂ったとし、翌日の朝食兼昼食を13:00に摂ったとしましょう。この間17時間、何も食べていない状態に。脳が飢餓状態を覚えている時に食事を摂ると、体は少しでもエネルギーを蓄えようと、食事に含まれるカロリーを効率的に吸収させるよう働きます。 結果として、1日2食の人は、1日3食の人に比べて太りやすくなる、と言われています。

朝食を抜くと基礎代謝が下がり脂肪が燃焼されにくくなる

食事を摂ると、人の体温は上がります。食べた後に汗をかくことがあることからも、経験上、これを体感している人は多いことでしょう。 逆に言うと、食事を摂らなければ体温は上がらない(もしくは下がる)、ということです。

体温が1℃低くなると、人の基礎代謝は約13%下がると言われています。基礎代謝とは、分かりやすく言えば「何もしなくても脂肪を燃焼させてくれる働き」のこと。基礎代謝が下がれば、その分、脂肪は燃焼されにくくなります。結果、脂肪が蓄積して肥満へとつながっていく可能性があります。

朝食を摂る時間がない方の対策

朝食を抜くことが、血糖値上昇や肥満を招く恐れがあることは理解できたでしょう。 しかしながら、この忙しい現代社会において、なかなか朝食を摂る時間を確保できない、という人も少なくありません。そのような方は、次のような対策を検討してみてください。

タンパク質や発酵食品を摂る工夫をする

時間がないために朝食を摂る余裕がない方は、何らかの方法で、タンパク質の多い食材や、発酵食品などを摂るようにしてください。 たとえば、事前に茹で卵を作っておくだけでも、まったく違います。今日のネクタイを選びながら、茹で卵を1つ食べることは可能でしょう。併せて野菜も食べることができれば理想ですが、それができなくとも、通勤途中で野菜ジュースを飲むことはできるはずです。

1分ほど腰をかける時間があるならば、ヨーグルトなどの発酵食品を食べてください。乳酸菌には、血糖値を下げる働きがあるからです。なるべく糖質を混ぜていない、プレーンなタイプのヨーグルトを選んでください。

糖尿病の症状改善に研究されている成分はコチラ

糖尿病は、血液中のヘモグロビンA1c と血糖値が継続して高くなる病気。つまり、糖尿病の治療は、この2つの数値をいかに下げるかにポイント。

現在、ヘモグロビンA1cと血糖値を下げる効果があるとされる成分や糖尿病の症状改善に研究されている成分があります。糖尿病の改善に有効とされる成分を栄養バランスに加えて、取り入れることをオススメします。

糖尿病改善のために研究されている成分を詳しく知る

参考:日本内科学会雑誌第102巻第4号「時間栄養学を応用した糖尿病の食事療法」

参考:農林水産省「朝食は9時までに」

参考:農林水産省「朝は時間がないけれど」

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