海外での糖尿病に関する栄養学

日本よりも進んでいる?!海外の栄養学と糖尿病対策

海外での
糖尿病に対する栄養学

日本では国民病と言われているほど、患者数が増えている糖尿病。その対策の基本は、生活習慣の見直し(食せ活の改善・運動の習慣化)となりますが、糖尿病対策の先進国である欧米諸国ではどのような方法がとられているのでしょうか。ここでは、糖尿病の改善効果を大きく左右する、食事療法にスポットを当てて見ていきます。

海外での糖尿病対策

  • ヨーロッパでの糖尿病事情

    ヨーロッパで主流となっている糖尿病は、生活習慣によって引き起こされる2型糖尿病。肉をはじめとする動物性脂肪の摂取過多、車社会による運動不足が主な要因とされています。
    糖尿病罹患率の高い国々では、国をあげて食生活の改善に取り組んでおり、代表的なところではハンガリーのポテトチップス税があります(スナック菓子・清涼飲料水への課税)。
    また、ドイツやオーストリアのスーパーマーケットには「fuer Diabetiker(糖尿病患者向け)」のお菓子コーナーが設けられており、自己管理がしやすいようになっています。
    治療に関しても国によって特徴があり、たとえばイギリス・デンマークなどは医療費が無料になっていますが、初期治療は一般医院でしか受けられません。専門医院・総合病院は医師の紹介状がないと受けられず、しかも医師・病院を自分で選択することができません。
  • アメリカの糖尿病事情

    糖尿病患者の数でいえば、世界屈指のアメリカ。所得による食生活の格差が激しく、低所得になればなるほどジャンクフード・ファストフードの摂取率が増加傾向にあり、糖尿病の患者数も増えています。そのため、ジャンク・ファストフードの摂取率を抑えようと、2015年にジャンクフード税が設けられました(スナック菓子・炭酸飲料・揚げ物などに課税)。
    しかし、この税制はアメリカ全土に適用されているわけではなく、導入されているのはアリゾナ州の先住民居留地ナバホ自治区のみ。アメリカの食生活もヘルシー志向に傾いてきているとされていますが、いまだに肥満率は高水準のままであり、課題は山積していると言われています。

海外での食事療法の考え方

米国糖尿病協会(ADA)による「食事療法に関する声明」では、食事療法は糖尿病治療の基本と位置付けています。すべての患者が行うべきものですが、1つの食事パターンのみを推奨しているわけではありません。患者によって異なる食事スタイルに合わせ、適切な指導をすることを勧めています。
食事療法の目的は、血糖値・ヘモグロビンA1c・コレステロール値・血圧などの改善が目的です。それらを達成させる食事療法の種類は、アメリカだと5種類が受容可能とされています(ベジタリアン食・地中海食・糖質制限食・低脂質食・DASH)。これらの方法をベースとし、医師・管理栄養士によって患者に適合した食事療法をカスタマイズしていくという仕組みです。
食事療法でもっとも大切なのは「継続」です。そのためには、患者個々のライフスタイルを考慮し、もっとも続けやすい方法を選ぶことが重要であるとしています。これが、現在のアメリカにおける最新の食事療法ガイドラインなのです。

<アメリカの医師はサプリを病気の予防や改善に活用をしている>
アメリカの疾病対策予防センター(CDC)によると、2015年における糖尿病患者の数は3,030万人、糖尿病予備軍の数は8,410万人となっています。
アメリカでの糖尿病治療も、食事療法・運動療法・薬物療法が基本ですが、日本と大きく異なるのは「医療用サプリメント」の処方が一般的となっていることです。アメリカにおけるサプリメントは、薬品と食品の中間として位置づけられているもの。食事にサプリをプラスすることで栄養バランスがととのい、健康状態を維持できると考えられています。
また、サプリメントの普及率には、健康保険の事情もあります。アメリカは6人に1人が健康保険に加入していない状態で、しかも医療費が高額。病気になると、日本では考えられないような医療費を請求されることがあるため、誰もが予防に力を入れているのです。
そこで注目されるのがサプリメント。サプリは医薬品ではないので、高額な医療費がかかりません。医療用サプリメントは、市販のものに比べると品質・体内吸収度などが優れているものが多く、糖尿病患者・予備軍の人の症状改善・予防に役立てられています。

そういった中で糖尿病改善のために研究されている成分は絞り込まれています。日本でも数多くの研究機関が糖尿病改善のために日夜努力しております。そういった科学的根拠のある成分を活用することで、糖尿病の改善に大きく役立つといえるでしょう。

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