糖尿病予防にお茶は役立つか?

糖尿病予防にお茶の効果は?

糖尿病予防にお茶は役立つか?

糖尿病の予防に限らず、古くから生活習慣病の予防に役立つとされてきたお茶。現在は特定保健用食品(トクホ)お茶がたくさん売られています。血糖値の上昇を緩やかにするお茶や脂肪の吸収を抑えるとうたっているお茶もあります。さらに、お茶は種類が豊富です。糖尿病の予防に良いのはどんな種類のお茶なのでしょうか?糖尿病予防とお茶の関係を説明します。

【緑茶】

わたしたちの日本人の食宅によく合う緑茶から糖尿病予防との関係を説明しましょう。緑茶は糖尿病予備軍の人に効果的とされています。ヘモグロビンA1c(NGSP)が6.0~6.5%の人が糖尿病予備軍とされています。空腹時の血糖値が110~125mg/dLは血糖値が高めですのでそうした人にも緑茶は良いです。文部科学省が行なった調査では、緑茶を1日6杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ2型糖尿病の発生が33%低かったのです。ちなみにですが、コーヒーを1日に3杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人よりも3~4割が2型糖尿病になる確率が下がったようです。最近ではこの緑茶に特定保健用食品になっているものがあります。特定保健用食品とは体の生理学的機能に良い影響を与え、特定の保険効果があると国が認めたもので、国が科学的根拠を調べて有効性を確認しています。緑茶には血糖値の上昇を抑えると認められたものがあるのです。(消費者庁「機能性の化学的根拠に関する点検表」)緑茶には難消化性デキストリンという水溶性多糖類が入っています。難消化性デキストリンは小腸で糖の吸収をゆるやかにする働きがあるのです。特定保健用食品になっている緑茶は難消化性デキストリンを加えて、血糖値の上昇をさらに抑えられるようになってます。また、緑茶に含まれている茶カテキンは糖の吸収を抑える働きがあるとされています。糖の吸収が抑えられますので血糖値の上昇を抑えることができるのです。

【ウーロン茶】

ウーロン茶も糖の吸収を抑えるとされています。さらにウーロン茶は体脂肪の燃焼を助けるのです。2型糖尿病の原因をたどれば肥満があります。脂肪が燃焼することから肥満防止になり、肥満しないことから糖尿病予防へとつながります。特定保健用食品として売られているウーロン茶は難消化性デキストリンが入っていて、国に一定の効果があるとされているのでおすすめです。

【紅茶】

紅茶も糖尿病に効果的です。紅茶にも茶カテキンが入っています。茶カテキンは糖の吸収を抑えますので、血糖値の上昇を抑えることができるのです。さらに、紅茶の茶カテキンは発酵してテアルビジンやテアフラビンという紅茶ポリフェノールになります。紅茶ポリフェノールはインスリンと似た働きをします。また、紅茶には水溶性多糖類が入っていますが、その水溶性多糖類が糖の吸収を抑えることがわかってきました。しかしこの水溶性多糖類は熱に弱く、熱湯で紅茶を入れると抽出されません。水溶性多糖類の効果を考えると、水で紅茶を入れるのも良いでしょう。加えて、紅茶には砂糖を入れたくなりますが、砂糖を入れてしまうとせっかくの紅茶の効果が台無しになります。糖尿病予防で紅茶を飲む時にはストレートで飲みましょう。

【サラシア茶】

サラシア茶は世界保健機関(WHO)でも糖尿病予防に有効と認めているお茶です。サラシア茶はインドやスリランカに自生する木から抽出されています。インドではアーユルヴェーダで糖尿病治療に使われています。スリランカでは現地の言葉で「神からの恵みのもの」といわれているのです。サラシア茶がどうして糖尿病予防に役立つかというと、サラシア茶に含まれるサラシールという成分が関係しています。サラシールは糖の分解を阻害するのです。糖の分解が阻害されることで血糖値の上昇を抑えることができます。また、サラシールはすでに脂肪になった糖を分解する力もあります。ですから脂肪を減らして肥満にならないようにしてくれるのです。肥満が改善されれば結果的に糖尿病につながるのです。サラシア茶を飲む時には食前に飲むと効果アップできます。サラシア茶を飲む注意点としては、大量に飲むと腹部の膨満感や吐き気、下痢を引き起こすことがあるのです。

【グァバ茶】

グァバの葉から抽出したお茶がグァバ茶です。グァバ茶にはグァバ茶ポリフェノールが入っています。グァバ茶ポリフェノールは糖を分解する消化酵素の働きを悪くします。これによって糖の吸収を抑えることができるのです。糖の吸収が抑えられることで血糖値の上昇がゆるやかになります。グァバ茶に即効性はありませんので、糖尿病予防をしたい方は継続的に飲み続けるのが良いです。グァバ茶はカフェインが入っていませんので寝る前にも飲むことができます。

【バナバ茶】

バナバ茶はインドやフィリピンに生える高さ10mを超える大きなバナバ木の葉から抽出されるお茶です。ピンク色のきれいな花が咲きます。バナバ茶にはコロソール酸(コロソリン酸)が含まれています。コロソール酸は血糖値を下げる働きがあるのです。さらに、バナバ茶は亜鉛やマグネシウムが入っています。亜鉛やマグネシウムは膵臓からインスリンが分泌されるのを助けます。ですから糖尿病予防につながるのです。

【お茶を継続的に飲んで糖尿病予防】

お茶と糖尿病予防の関係を説明しました。緑茶は難消化性デキストリンが入っていて小腸での糖の吸収を抑えます。さらに茶カテキンも糖の吸収を抑えるのです。ウーロン茶は体脂肪の燃焼を助け、肥満が改善します。肥満は糖尿病の原因の1つですので結果的に糖尿病予防になります。紅茶は紅茶ポリフェノールがインスリンと似た働きをします。サラシア茶は世界保健機関も認めた糖尿病予防に効くお茶です。グァバ茶はグァバ茶ポリフェノールで糖の吸収をゆるやかにします。バナバ茶はコロソール酸が血糖値を下げます。どんなお茶を飲むにしても継続的に飲むことが効果を上げるコツです。2型糖尿病は糖尿病の初期症状の自覚がありません。ですから継続的にお茶を飲んで2型糖尿病を予防しましょう。

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