糖尿病と関わりのある様々な病気

糖尿病が引き起こすさまざまな病気を調査

Method糖尿病はさまざまな病気の要因となる

糖尿病とさまざまな病気の関連性

糖尿病はとくに自覚症状がなく、発症していてもあまり実感がありません。しかし、着実に血液や血管、あらゆる臓器や器官に悪影響を与え続けているのです。

糖尿病による体への悪影響には、3大合併症をはじめとする、さまざまな疾患が挙げられます。

とくに注意したいのは、糖尿病が進行することによって引き起こされる動脈硬化。動脈硬化になると血栓ができやすくなり、血流を止めてしまいます。それが脳で起きれば脳梗塞、心臓で起きれば心筋梗塞となります。

この2つの病気は、前兆もなく突然やってきて深刻な容体となる恐ろしい病気です。長期間糖尿病の状態が続くと、着実に動脈硬化が進むため、注意が必要です。

そのほかにも、一見関係ないような認知症や腫瘍、痛風など、実にさまざまな病気が糖尿病と関わりを持っています。

ここでは、糖尿病と関わりがあると思われる病気をピックアップし、それぞれを解説していきます。

糖尿病と関係のあるさまざまな疾患

  • 心筋梗塞と糖尿病の関係

    心筋梗塞とは、心臓に血液を送る冠動脈で動脈硬化が起こり、血流がストップすることで起こる病気。胸のあたりの圧迫感や痛み、呼吸困難・不整脈などの症状が現れ、最終的には心筋の細胞が壊死して死に至ります。

    食生活の欧米化や、交通や施設の利便化による運動不足により、日本人の心筋梗塞発症率は増加傾向。とくに、血液の状態が悪くなる糖尿病患者は心筋梗塞になる確率が非常に高いため、日頃からの改善が急がれます。

  • 脳梗塞と糖尿病の関係

    脳梗塞とは、脳血管の一部が血栓によって詰まり、脳細胞が壊死してしまう状態のこと。その原因は動脈硬化と言われており、動脈硬化を進行させる糖尿病とも深い関わりがあります。

    脳梗塞の症状は、体が自由に動かなくなる・言葉がうまく話せなくなる・視界の一部が見えなくなるなどさまざま。半身麻痺などの後遺症が残ったり、命を落とすこともあるため、糖尿病および動脈硬化の改善・予防が重要となります。

  • 糖尿病と腫瘍の関係

    糖尿病によって発生しやすくなる腫瘍といえば、悪性腫瘍(がん)です。糖尿病になるとインスリンの働きが悪くなって血糖値が上昇します(インスリン抵抗性)。すると、血糖値を下げようとしてインスリンなどの分泌量が増加。その増えた成分が臓器の細胞に悪影響を及ぼし、悪性腫瘍を発生させると言われています。

    悪性腫瘍が進行すると免疫力が低下し、さまざまな健康被害が発生。最終的には、死に至ることもあります。糖尿病の場合は悪性腫瘍の発生率が高いため、普段からの予防が大切です。

  • 糖尿病と認知症の関係

    認知症とは、脳の機能が停止・もしくは悪くなることで、記憶力・判断力が著しく低下する状態です。認知症は、早期発見・早期治療ができれば症状の進行を抑えることができますが、処置が遅れると過去の記憶が消えてしまったり、自由に動くこともままならなくなります。

    とくに、高齢で糖尿病を患っている人の認知症発生率は、健常者の約2倍となっているため、血液の状態を正常に保つ治療が必要となります。

  • 糖尿病と痛風の関係性

    痛風とは、血液中の尿酸値が高くなることで起こる病気。とくに足の親指に発生しやすく、突然の激痛や腫れに襲われるのが特徴です。

    その原因は糖尿病と同じく、食生活の乱れ・運動不足・ストレス・肥満といった生活習慣。糖尿病で血糖値の高い人は、尿酸値も高い傾向があり、痛風になりやすい状態です。痛風になると心筋梗塞・脳梗塞といった合併症も進みやすくなるため、尿酸値・血糖値ともに、適切にコントロールすることが重要です。

  • 糖尿病と特発性血小板減少性紫斑病の関係

    特発性血小板減少性紫斑病とは、免疫異常によって血液中の血小板が減少してしまう疾患。急性型と慢性型があり、症状として見られるのは、出血班・あざ・鼻血・歯ぐきからの出血など。とくに慢性型が重症化すると、脳出血といった重篤な症状を引き起こすこともあるため、注意が必要です。

    糖尿病との関連性はハッキリしていませんが、血液の状態が悪いと免疫にも悪影響がおよぶため、まったく関わりがないとは言い切れません。

  • 糖尿病と脂質異常症(高脂血症)の関係

    脂質異常症(高脂血症)とは、血中コレステロール・中性脂肪の量が過剰になっている状態のこと。増えすぎたコレステロールや中性脂肪は血管にダメージを与え、動脈硬化を進行させます。

    ここに、糖尿病による高血糖・高血圧が加わると、さらに進行スピードがアップ。血栓ができやすくなり、心筋梗塞・脳梗塞といった血管障害が起こりやすくなるのです。脂質異常症自体に自覚症状はありませんが、放っておくと死に至るため、正しい予防法を知っておきましょう。

糖尿病の関連病を防ぐには、生活習慣の改善が第一

糖尿病が原因で発生する疾患は、その大元である糖尿病をきちんと治療することで予防できます。つまり、血糖値をコントロールするための食事療法と運動療法です。

糖尿病が初期の段階であれば、食事と運動の見直しだけでも症状を改善でき、関連病のリスクも減らすことができます。何を見直したらいいか、どんな点に気をつけて生活すればいいかなどを、きちんと知っておきましょう。

栄養バランスを整えて、糖尿病や関連病を予防しよう

血糖値を改善し、良好な状態で維持するためには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。人間が必要な栄養素には、たんぱく質・炭水化物・脂質・ミネラル・ビタミンなどがありますが、どれかひとつが欠けても、治療の効果は現れにくくなります。食事を基本に、サプリメントなども適切に取り入れ、栄養バランスをしっかり整えていきましょう。

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