糖尿病と腫瘍、がんとの関係

【医師監修】糖尿病は腫瘍発生の原因となる?!

Supervision糖尿病と腫瘍の関係性

監修医師

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上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野 尚彦先生

糖尿病と腫瘍の関係性

糖尿病と関係性のある腫瘍といえば、悪性腫瘍である癌(がん)。言わずと知れた、死にも直結する恐ろしい病気です。

悪性の腫瘍ができると、その部位の機能が徐々に低下。そのまま放置しておくと、ほかの器官にも転移し、体全体が蝕まれていきます。

では、糖尿病と腫瘍の発生にはどんな関係性があるのでしょうか。

糖尿病になると分泌されるインスリンの働きが悪くなり(インスリン抵抗性)、それを補おうとしてインスリンやインスリン様成長因子の分泌量が増えます(高インスリン血症)。

この細胞を増殖させる成分が肝臓やすい臓などの細胞に影響し、細胞を悪性腫瘍化させ、悪性腫瘍細胞を増やすと言われています。

腫瘍の病状

悪性腫瘍は細胞増殖のスピードが非常に早く、周辺の組織を侵食しながら広がっていきます。発生する部位は、食道・胃・腸・肺・乳腺・子宮・皮膚・骨などさまざま。糖尿病の場合は、すい臓・肝臓・大腸など、病気によって負担をかけやすい部位に発生する傾向が高くなっています。

悪性腫瘍ができると、増殖スピードの速い悪性腫瘍細胞ばかりに栄養を取られてしまい、ほかの細胞に栄養が行き届かなくなります。すると、全身のいたるところにトラブルが発生。機能の低下によるさまざまな不調や、がん細胞が他の臓器を侵食し、痛みなどを感じることもあります。

しかし、多くの場合、腫瘍はかなり進行するまで自覚症状が現れません。早期発見・早期治療には、こまめな検査が欠かせないものとなっています。

腫瘍の末路

悪性腫瘍の症状が進行すると、腫瘍はどんどん大きくなり、周辺にある臓器や組織に影響を及ぼし始めます。腫瘍が臓器を圧迫することで機能が低下したり、血流が悪くなることで梗塞が起こったりと、さまざまな問題が発生しやすくなるのです。

悪性腫瘍細胞は、宿主から栄養を吸収してどんどん成長していくため、宿主の免疫力は低下する一方。悪性腫瘍に抗う力がなくなり、最終的には命を失うこともあります。

悪性腫瘍の治療には、手術・薬物治療・放射線治療などがありますが、糖尿病による高血糖がある場合、すぐに治療をスタートできないことがあります。

まず、食事療法・運動療法・インスリン注射などで血糖値をコントロールすることから始めるため、悪性腫瘍そのものの治療が遅れてしまうのがネック。普段からしっかりと生活習慣を整え、血糖値を正常に保つことが必要です。

生活習慣を見直して腫瘍発生のリスクを減らそう

糖尿病の初期症状段階から悪性腫瘍の発症リスクがあります。早期からしっかりと生活習慣を見直すことが大切です。その基本となるのは、食事と運動療法。正しい方法をしっかりと身につけ・習慣化していけば、糖尿病だけでなく、悪性腫瘍のリスクも減らすことができます。

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上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野尚彦先生

免疫力をアップさせるには栄養バランスが大事

悪性腫瘍を防ぐためには、体の免疫機能をしっかりと機能させることが重要。そのためには、必要な栄養をバランスよく摂取することが大切です。

体に重要な栄養素には、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などが挙げられますが、食事のみでこれらを十分に摂取するのは難しいものです。不足している栄養素の補給には、サプリメントの利用も視野に入れると良いでしょう。

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糖尿病は、血液中のヘモグロビンA1c と血糖値が継続して高くなる病気。つまり、糖尿病の治療は、この2 つの数値をいかに下げるかにポイント。

現在、ヘモグロビンA1c と血糖値を下げる効果があるとされる成分や糖尿病の症状改善に研究されている成分があります。糖尿病の改善に有効とされる成分を栄養バランスに加えて、取り入れることをオススメします。

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