脂質異常症(高脂血症)と糖尿病の関係性

【医師監修】脂質異常症(高脂血症)と糖尿病の関係性を調査

Supervision糖尿病と脂質異常症(高脂血症)の関係

監修医師

監修医師情報

上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野 尚彦先生

動脈硬化を引き起こす脂質異常症

糖尿病と高脂血症の関係性

脂質異常症とは、以前は高脂血症と呼ばれていた生活習慣病のひとつ。血液中の中性脂肪(トリグリセリド)や、コレステロールが過剰になった状態を指します。

糖尿病と脂質異常症には、どのような関係があるのでしょうか?

悪玉コレステロールが上昇して、コレステロールが酸化したり、小さくなったりすることで、血管の壁に入り込みやすくなります。

悪玉コレステロールが血管壁に入り込むと、動脈硬化が進行。血管の柔軟性が失われて、もろく・傷つきやすくなってしまい、さまざまな血管障害を引き起こすことになります。

このように、糖尿病に脂質異常を合併するとさらに動脈硬化症を起こしやすくなるため、常に注意が必要です。

脂質異常症の病状

脂質異常症を発症しても、とくに目立った症状は見られません。多くの場合は、血液検査で数値を指摘され、はじめて病気に気づくこととなります。

初期の段階で病気を発見でき、適切に血糖値・中性脂肪・コレステロール値を改善していくことができれば、糖尿病ならびに脂質異常症の進行も食い止められるでしょう。

また、脂質異常症の場合は高血圧を併発していることも多いので、血圧の変化による体調不良の症状が見られることもあります。血圧のチェックも、欠かさずに行いたいですね。

脂質異常症の末路

糖尿病・脂質異常症ともに、自覚症状に乏しい疾病ですが、だからといって放置していいわけではありません。糖尿病と脂質異常症を合併している場合は、動脈硬化の進行スピードが非常に早くなるのが特徴。知らず知らずのうちに全身の血管がダメージを受け、ふとした拍子に血栓が血流をせき止め、血管が閉塞することがあります。

脳や心臓に血栓ができれば「脳梗塞・心筋梗塞」を発症。これらは処置が遅れれば命を失うこともある重い病気で、命が助かったとしても、体に麻痺が残ったり(半身麻痺など)、言葉をうまく話せなくなったりすることがあります(言語障害)。

後遺症が残っても、糖尿病は完治することがないため、その治療は延々と続きます。糖尿病による、その他の合併症のリスクとも、一生付き合っていかなければならないのです。

脂質異常症を防ぐには生活習慣の改善が大切

糖尿病患者が肥満になると、脂質異常症を発症しやすくなるため、食生活・運動習慣をはじめとする生活習慣の改善が何よりも重要となります。早めにきちんと対処をして、食事・運動療法を継続し血糖・脂質のコントロールをしていくことで症状の進行を防ぐことができます。

監修医師

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上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野尚彦先生

栄養バランスのとれた食事は予防の基本

糖尿病に罹患している場合、脂質異常症を予防するために、血糖値を適切にコントロールする必要があります。基本は野菜を中心としたヘルシーメニューとなりますが、カロリーだけでなく、全体の栄養バランスに注目することが大事。

栄養バランスが崩れると、カロリー制限や運動を続けても、改善効果が薄れてしまいます。不足分の栄養素はサプリメントなどで補給をし、体の中から健康を目指しましょう。

各成分の効果的な摂取方法

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