自覚が出たらもう手遅れ!糖尿病の主な前兆や初期症状

【放置NG】気づいたときにはもう遅い!糖尿病の前兆・初期症状注意報

Method自覚があったら黄色信号!糖尿病の主な初期症状・前兆

糖尿病は、初期の段階だと自覚症状が現れにくい病気。反面、自覚症状を感じ始めたら、糖尿病が進行している可能性が考えられます。 「いつも感じている症状だから」「気になる程度で、あまりひどくないから」などと先延ばしにせず、早めに検査を受けるようにしましょう。

糖尿病の気になる数値

あなたはすでに糖尿病?まだ予備軍?チェック

健康診断や人間ドックで要注意の診断を受けたものの、 そもそも自分自身がすでに糖尿病なのか、まだ予備軍なのか、気になる人も多いはず。

自覚症状がはっきり出ないうちに、糖尿病は進行していきます。手遅れになる前に、早めの対策を心がけましょう。 すぐにでも対策をしないと症状は悪化するばかりです。糖尿病の治療の基本は、食事療法と運動療法。 それでも改善しない場合は、薬物療法が取り入れられます。

下記の症状が1つでもチェックが入った場合は、 糖尿病の前兆・初期症状が考えられます。 もし、数週間経過しても改善しないようであれば、医療機関にて検査を受けることをおすすめします。

  • 血糖値が高くなり血液がドロドロの状態になると、脳は水分が足りていないと判断し、水を飲むように体へ働きかけます。脳からの指令を受けると、のどが渇きを覚えて水を大量に飲むようになるのです。

    糖尿病のサイン:のどの渇きについて詳しく知る

  • 昼だけでなく寝ている間も何度も起きてトイレに行きたくなる場合は、頻尿と言えます。最近、昼夜関係なくトイレに行くことが増えている人は、糖尿病予備軍を疑ったほうがよいでしょう。

    糖尿病のサイン:頻尿・多尿について詳しく知る

  • 血糖値が高くなると血がドロドロになり、末端の毛細血管にまで栄養が届きにくくなるので、急に足先のしびれ・痛み・足がつる・傷が治りにくいなどの症状が出てきた場合は要注意です。

    糖尿病のサイン:「手足のしびれ」について詳しく知る

  • むくみや肩こりが続いている場合は、「糖尿病性腎症」という糖尿病の合併症の可能性があります。何をしても症状が回復しない場合は、糖尿病の疑いがあります。

    糖尿病のサイン:「むくみや肩こり」について詳しく知る

  • 身体のだるさが続くのは、栄養が細胞に行き届いていない可能性が高いです。いつも倦怠感がある場合は、糖尿病の疑いがあります。

    糖尿病のサイン:「体がだるいや疲れやすい」について詳しく知る

  • 血糖値コントロールができていないと、睡眠障害に陥りやすいです。夜中にトイレによく行き眠れない場合や、のどが渇き水を飲むために起きる場合が多いならば、糖尿病が疑われます。

    糖尿病のサイン:「目覚め・寝つきが悪い」について詳しく知る

  • 糖尿病のかゆみは、身体の脱水症状で起きている場合がほとんどです。頻尿や多尿が原因で、肌が乾燥してかゆみが出ます。患部を掻いてしまうと、肌が傷つき皮膚の感染症になる可能性がありますので注意しましょう。

    糖尿病のサイン:「皮膚のかゆみが続く」について詳しく知る

  • 細胞がブドウ糖を適切に摂り入れられなくなるのが糖尿病です。目の網膜に栄養が届かず、目のかすみの症状が出てきます。ピントが合わなかったり、文字を読みにくかったりする場合は、糖尿病が疑われます。

    糖尿病のサイン:「目のかすみが続く」について詳しく知る

  • 高血糖になると尿糖が出現するため、エネルギー源である糖分が尿に排出され体重が減ってきます。体重が増加し続けている場合は、糖尿病の初期症状が表れている可能性が高いです。

    糖尿病のサイン:「体重の減少・増加」について詳しく知る

  • 糖尿病を発症していると、インスリンの分泌が少なくなったり、インスリンが効かなくなったりするので月経異常になる可能性が高いです。回復するにはホルモンバランスの改善のほか、血糖値コントロールしていくのが重要です。

    糖尿病のサイン:「月経異常」について詳しく知る

  • 細胞にインスリンが体中に行きわたらないため、神経障害が起こり脳の反応が鈍くなるといわれています。血行不良になると性器に血液が送りこまれず、EDになってしまいます。

    糖尿病のサイン:「性欲が落ちる」について詳しく知る

  • 食後に冷や汗、動悸、めまい、異常感が出現する場合、食後のインスリン過剰反応による低血糖が出現している可能性があり、糖尿病の前兆であることがあります。

※このチェックリストは糖尿病の初期症状や結果を保証するものではありません。
参考程度に考え、適切な医療機関にて検診や受診をしてください。

厚生労働省、糖尿病患者と糖尿病予備群がそれぞれ約1,000万人と発表

  • 糖尿病有病者と糖尿病予備群はいずれも約1,000万人と推計

糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人と推計。

[4]

糖尿病有病者と糖尿病予備軍の人数を合算すると約2,000万人(平成29年)。日本の人口を約1億2,000万人で考えると、約6人に1人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍になる計算です。確率としては高いのではないのでしょうか。もしかしたら、あなたはすでに糖尿病かもしれません。糖尿病予備軍かどうかも含め、下記のチェックリストを試してみてはいかがでしょうか。

糖尿病の放置NGの理由とは?恐ろしい3大合併症の行く末

もし糖尿病になってしまった場合、一番恐ろしいのが合併症です。「万病の元」「大病の影に糖尿病」とも言われており、糖尿病になると、命にかかわる大きな病気に繋がりやすくなります。糖尿病は、知らず知らずのうちに身体を内部から壊していきます。自覚症状が表れたときには、すでに糖尿病の合併症の進行は治療が難しい段階まで進んでいることを意味します。何よりも恐いのは合併症の治療法。身体の一部に穴を空けたり、切断したりする方法になります。そんな恐ろしい行く末の三大合併症について説明していきます。

  • 糖尿病性神経障害(壊疽)

    糖尿病性神経障害(壊疽)は、3大合併症の中でもっとも早く表れる合併症。手や足の末端に痺れや鈍痛のような症状が左右対象に出てきます。症状が進行していくと神経の働きが衰え、手や足の細胞が壊死して最終的には手や足の切断する事態になる可能性もあります。

  • 糖尿病性腎症

    糖尿病性腎症は、腎臓病の一種です。腎臓の中の糸のような毛細血管の塊が血液をろ過して尿をつくる機能をしておりますが、高い血糖値の状態が続いてしまうと尿蛋白が出るようになってしまいます。自覚症状はありませんが、尿蛋白が出てしまうと治りにくくなるため早期発見がカギになります。人工透析は身体の一部に穴を空けカテーテルを通して、老廃物や余分な水分をろ過する療法になります。

  • 糖尿病性網膜症

    毎年約3000人が、糖尿病性網膜症になると言われております。初期段階では全く症状を自覚できません。血糖コントロールで治らない段階まで進んでしまうと、眼球自体が出血や出血で濁ってしまいます。その血を取り除くのに、眼球に直接穴を複数空ける手術を最終的に行なうことになります。

糖尿病を調べる検査とは

チェックリストで該当したものに関して、 もし、数週間経っても自然治癒しなかった場合、早めに病院へ足を運ぶ必要がございます。主な検査は以下になります。

基本は下記の検診にはなりますが、糖尿病の合併症が疑われた場合、 尿中に細菌がいないかどうかを調べる検査や網膜症がないかどうかを調べる眼底検査を行なうこともあります。各検査費用に関しては健康保険が適用され、検査時間は全体で数時間かかることが多いようです。

  • 空腹時血糖値検査

    朝食をとる前の空腹時の血糖値を測定する検査です。

    基準値の目安「109ng/dl以下」

  • ブドウ糖負荷試験

    空腹の状態で75gのブドウ糖をとかした水を飲み、飲む前、飲んで30分後、1時間後、2時間後の血糖値を調べます。

    基準値の目安「2時間値120mg/dl未満」

  • 随時血糖値検査

    測定する時間を決めないで、ある時はかった血糖値です。

    基準値の目安「200mg/dl未満」

  • ヘモグロビンA1c検査

    血液中のヘモグロビンA1cの値を調べる検査です。

    基準値の目安「5.8%以下」

  • C-ペプチド検査

    尿中のC-ペプチドの量をはかることによって、膵臓のインスリン分泌量を推測する検査です。

    基準値の目安「1日蓄尿中で、およそ40~100μg」

  • 尿糖検査

    尿にまじって出る糖を測定する検査です。

    基準値の目安陰性(-)

  • 頸動脈エコー検査

    エコーによって頸動脈の内壁に蓄積しているプラークをみつける、あるいは定量化します。IMTという指標が1.5mm以上であれば、心筋梗塞、脳梗塞のハイリスク群になります。

    基準値の目安プラークがないこと。あってもIMTが1.1mm以下。

  • 大動脈伝搬速度検査

    四肢の血圧を同時に測定することで、特に大動脈と呼ばれる太い血管における動脈硬化を推定。全身の動脈硬化を反映します。

    基準値の目安年齢によって正常値が異なります。血管年齢として表現します。

  • 尿タンパク

    腎炎の初期から尿にタンパクがではしめる場合には、腎臓障害の進展に注意。血圧の影響もうけやすいです。

    基準値の目安陰性(-)

糖尿病の初期症状が疑わしいなら、今すぐはじめたい三大療法

検診に行っても行かなくても、糖尿病は放置してしまうと上記の恐ろしい合併症を併発する可能性があるため、いかに日常生活で三大療法を継続できるかが糖尿病から健康体に戻るのに重要になってきます。そんな重要な糖尿病の三大療法について解説していきます。

  • 食事療法

    三大療法の中で、毎日が忙しい人にとって最も難しいのではないのでしょうか。 食事の量(食べ過ぎない・腹八分目を心がける)・栄養バランス(野菜を中心に) ・食事時間を一定にするといった部分を見直していく必要があります。 残業続きで毎日外食やコンビニで済ませていたり、飲み会を断れかったり、 食事のコントロールができにくい人にはつらい生活になるのではないのでしょうか。 カロリー制限をやっていく必要があるため、独身者には手厳しい療法です。

  • 運動療法

    「運動する時間がない!」、「体を鍛える暇があるなら仕事!」、 「疲労困憊になりがちで運動する気が起きない!」、「何の運動するべきなのか分からない!」。 頻繁に口にしてしまう言葉かもしれません。ただ、ハードスポーツに取り組む必要は全くないです。 通勤時間を早めて、いつもより速足で歩いたり、多めに歩いたり、階段を使ったり、日常生活の中で 運動量を増やしていくだけでも問題ありません。 とにかく継続していくことが重要です。

  • 薬物療法

    現状、糖尿病予備軍であるならば、 糖尿病の発症前段階なので薬物療法は必要ありません。 食事療法と運動療法で生活リズムを整えていくのが基本で、 その上で薬物療法を行なっていくことが重要です。

上記、糖尿病の三大療法について紹介してきました。 どの療法もとにかく継続していくことが重要です。 ただ、「継続は力なり」と頭では分かっていても、 どうしても仕事で忙しかったり、疲れていたりする日もあるので 治療と生活の両立が難しいと感じると思います。 「なんとか仕事と治療を両立しなきゃ」と考えてしまうと、 精神的負担になってしまうので、できることから始めるのがいいでしょう。

食事、運動、生活習慣で、これだけは心がけたいポイント

「忙しい!」、「ややこしい!」、「時間がない!」。毎日が忙しい人の場合、 糖尿病の検診に行くにも精神的な負担にもなってしまい、ついつい検診の予定を先延ばしにしてしまいがちですよね。ですが、糖尿病は進行してしまうとさまざまな合併症を併発し、恐ろしい治療をする可能性があります。 今すぐにでもできる食事と運動、生活習慣で心がけたいポイントを簡単にまとめましたので、 ぜひ参考にしてみてください。

食事

食事の量(食べ過ぎない・腹八分目を心がける)

野菜を中心に摂る

食事時間を一定にする。(朝食を食べる)

食べ方に注意する

お菓子を控える

脂っこいものを控える

運動

通勤時間を早めて、いつもより速足で歩く

歩数を多くしたり、階段を使ったりする

生活習慣

お酒を適量にする

栄養ドリンクやスポーツドリンクを摂り入れる

規則正しい睡眠時間にする

禁煙する

ストレスを溜め込まないようにする

まとめ

いきなり全てを実施するのは難しいですので、1つ1つ見直していくことが大切です。 中には食事と運動、生活習慣を見直した上で、補助的な役割として毒だし酵素というサプリメントを摂り入れていた人たちがいます。その方たちの声をまとめましたので、のぞいてみてはいかがでしょうか?

参考文献

[1]参考:山田悟[監修]『忙しい人こそ知っておきたい糖尿病がわかる本』法研,16-17,2014

[2]参考:阪本要一,東めぐみ,高橋一征『<医師><看護師><患者・家族>による糖尿病がわかる本』岩波書店,8-12,2010

[3]参考:鈴木吉彦『よくわかる糖尿病の最新治療-夢の新薬・夢の新治療-』主婦の友社,22,2010

[4]引用元:平成28年「国民健康・栄養調査」~体格及び生活習慣に関する状況は、依然として地域差あり~

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