糖尿病による、むくみ・肩こりの原因

【医師監修】治らないむくみ・肩こりは、糖尿病の初期段階の可能性大!

Supervisionむくみ・肩こりは糖尿病のサインかも

監修医師

監修医師情報

上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野 尚彦先生

なかなか治らないむくみや肩こりは、糖尿病の初期症状である可能性があります。たかがむくみ・肩こりと放置しておくと、思わぬ合併症に発展する恐れアリ。原因と対処法を知り、早めの改善を心がけましょう。

糖尿病によるむくみ・肩こりはなぜ起きる?

  • 症状

    夕方になると靴がキツくなる、疲れると肩が張るなど、むくみ・肩こりは日常的に良くあることです。
    しかし、何をしても症状が改善せず、いつもむくんでいる・強い肩こりが長く続くようなら、それは糖尿病のサインかもしれません。
  • 原因

    糖尿病の症状としてのむくみは、糖尿病が悪化したことによる合併症「糖尿病性腎症」の可能性があります。
    糖尿病により腎機能の低下を招き、体内の不要な水分をうまく排出できなくなることで、体内に水分が溜まってしまうのです。
  • 末路

    糖尿病になると、約40%の方が糖尿病腎症を合併すると言われています。

    症状が進行すると、腎臓のろ過機能を司る糸球体に病変が発生、蛋白尿が見られるようになり、さらに症状が悪化すると、腎機能が低下し、老廃物をろ過できなくなり、最終的には、機械を使って血液を浄化する人工透析が必要となるのです。

    人工透析が必要な状態になると、腎臓の機能はすでに10%以下となっています。透析療法には腎機能を回復させるような効果はないため、合併症を予防しつつ、人工透析に頼って日々を慎重に生活せざるを得なくなります。

    特に両足、両手、顔のむくみが出ている場合は、すでに腎症を発症している可能性があります。早期発見・早期治療を心がけましょう。
  • 対策

    むくみや肩こりを改善するには、まず血行を促進することが大事。お風呂はシャワーで済まさず、できるだけ湯船に浸かって全身を温めるようにしましょう。体を芯から温めるには、38~40℃のお湯で20~30分ほど半身浴をするのがオススメ。肩まで浸かるのではなく、お湯の位置はみぞおちくらいまでを目安にしましょう(肩まで浸かると心臓に負担がかかります)。

    また、むくみや肩こりを解消するには、マッサージも効果的。足先などの末端からスタートし、体の中心に向かって揉みほぐしていきます。入浴後は血行が良くなっているので、このタイミングで行うと効果がアップします。

    さらに、腎臓への負担を軽くするため、食事にも気を配る必要があります。食事で気をつけたいのは、塩分とたんぱく質をできるだけ控えること。腎機能の状態によって摂取量は異なりますが、初期の場合は塩分の摂取量を控えるだけでOK。魚・豆類・牛乳など、良質のタンパク質をとり過ぎず適度にとることが重要です。塩分については、1日6gを目安としましょう。
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上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野尚彦先生

足りない栄養素はサプリメントで補給

むくみや肩こりの場合、腎臓の負担をできるだけ減らしてあげることが大切なので、重要となるのは食事療法。しかし、ただたんぱく質・塩分の摂取量を減らせばいい…というわけではなく、栄養バランスの整った食事をすることも大切です。

なかなか栄養バランスまで気を回せない…という場合は、サプリメントを活用して、足りない栄養素を補給すると良いでしょう。

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