薬物療法による糖尿病治療

【医師監修】薬物療法による糖尿病治療の方法と注意点

Supervision糖尿病を改善する薬物療法のポイント

監修医師

監修医師情報

上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野 尚彦先生

このページでは、糖尿病の薬物療法について以下のようなことをまとめています。

・薬物療法は糖尿病治療の最終手段
・薬物療法には経口タイプとインスリン注射の2つがある
・インスリン注射にはインスリン注射薬とインクレチン注射薬のふたつがある

薬物療法によって得られる糖尿病改善効果

糖尿病と診断されると、まず、食事療法と運動療法が始まります。

しかし、この2つを行なっても思うように血糖値が下がらない場合(2型糖尿病の場合2~3ヶ月が目安)、血糖をコントロールするための薬を使用して治療することになります。薬物療法は、糖尿病治療のいわば“最終手段”なのです。

薬物療法には、薬を服用する「経口血糖降下薬」と、注射を行う「GLP-1受容体作動薬」および「インスリン注射」の2つがあります。

経口薬は、「ブドウ糖の吸収を遅らせて血糖値の上昇を防ぐ薬」「肝臓がブドウ糖を放出するのを抑えて血糖値を下げる薬」「膵臓のインスリン分泌を促す薬」「インスリンの抵抗性を改善して作用を高める薬」など、その種類はさまざま。その中にも、全体的に血糖値を下げるタイプの薬と、食後の一時的な血糖値の上昇を改善するタイプの薬などがあります。

インスリン注射は、1型糖尿病患者にとって欠かせないもの。2型糖尿病は、症状が著しく重い場合や、食事療法・運動療法・経口薬によって血糖値が改善しない場合に使用されます。

糖尿病における薬物療法のポイント

糖尿病の薬物療法で気になるのは、やはりインスリン注射ではないでしょうか。

インスリン注射とは、体内に不足しているインスリンを外部から補充し、血糖値のコントロールを行うもの。一般的にはペン型の注射器を使って、患者自らが腹部などの皮下に注射を行います。

インスリン注射には、インクレチン注射薬とインスリン注射薬があります。

  • インクレチン注射薬
    インクレチン注射薬は、1日1~2回あるいは週1回注射を行うもの。低血糖や体重増加を起こしにくいとされており、むしろ減量が期待できます。
  • インスリン注射薬
    インスリンの追加分泌・基礎分泌を補うもの。効果が現れるまでの早さと持続時間により、超速攻型・速攻型・中間型・混合型・持効型の5つに分けられています。

使い方を間違えると低血糖などの症状を起こすこともあるため、正しい方法を守って使用する必要があります。

薬物療法の進め方

2型糖尿病の薬物療法は、食事療法と運動療法に取り組み、それでも改善しない場合に使用されるものです。もちろん、薬物治療を始めても、食事療法と運動療法は継続して行う必要があります。

治療薬は、さまざまな種類のものが開発されていますが、薬物療法だけで血糖値をコントロールできるわけではありません。食事療法・運動療法をきちんと続けていないと、薬の効きが悪くなり、症状の悪化につながってしまうのです。

薬物療法を進める際には、正しい用量・用法を守って使用することが大事。場合によっては副作用(低血糖など)が出ることもあるため、その対処法についても知っておくことが重要です。

また、いくら血糖値のコントロールが良好だからといって、薬物療法を自己判断でストップしてしまうのはNG。途中でやめてしまうと症状が一気に進行し、恐ろしい合併症を引き起こす恐れがあります。

監修医師

ここまでの監修をしてくれたのは

監修医師情報

上野内科・糖尿病内科クリニック
院長

上野尚彦先生

食事療法・運動療法あってこその薬物療法です

薬物療法を開始していても、糖尿病治療の基本となるのは食事療法と運動療法。この2つを正しく進めないと、薬物療法本来の効果が発揮されません。

食事については、栄養バランスの整った食事を心がけること。食事で不足しがちな栄養素があるなら、サプリメントを上手に利用しましょう。ウォーキングやジョギングといった有酸素運動で、血中のブドウ糖を消費させることもお忘れなく。

当サイトオススメの糖尿病改善の成分はコチラ

食事の基本は「栄養バランスのとれたもの」ですが、忙しくてなかなか自炊ができない・すべての食事でバランスを考えるのは難しい…という方も多いと思います。

糖尿病の症状を改善の研究がされている成分を上手に摂取し、サプリメントなどを上手に活用しましょう、偏りがちな栄養バランスを効率よく整えることができます。

とはいえ、まんべんなく栄養を摂取することをオススメします。